ロケットスレッドとは地上に敷かれたレール場を橇状の乗り物をロケット推進で走らせる装置又は乗り物です。主に空軍基地等に敷かれ、物体の加速実験等に使われています。レール上を走るので法律では鉄道の一種として扱われていますが、車輪がなく代わりにスリッパと呼ばれる摺動体があるのが特徴です。
速度記録
アメリカのホロマン空軍基地では長い実験の末、2003年4月30日にマッハ8.5(時速に換算すると10430km/h)を達成しました。名実共に陸上最速の乗り物ではあるが、生物が乗るには危険が大きいためギネスには登録されていません。実際加減速が人体に与える影響を研究するために指揮者自らが実験台を買って出たが、発車から僅か5秒で時速1017km/hに達し、減速時には50を越えるGがかかったそうです。その強烈なGで一時失明状態になったというエピソードがあります。